周年の花

胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭

科 名:ラン科
学 名:ファレノプシス
別 名:モスオーキッド
原産地:アジア南部の熱帯地方
花 期:2~3月
流通期:周年
用 途:鉢植え、切り花
花言葉:幸福が飛んでくる

胡蝶蘭は蝶々に似た大きな花が特徴で、多くのお花屋さんで女王のごとく君臨している植物です。和名の胡蝶蘭は花の姿が蝶が舞っている姿に似ていることから来ている。ただ海外では白の胡蝶蘭よりも色花が多く流通しており、花びらが蛾に似ていることからモスオーキッドなどと呼ばれている。品種数はバラと同じく多数流通しており、何十万品種あると言われている。またその寿命は長く50年以上生きるとも言われている。

長寿の高貴なお花、胡蝶蘭の育て方を紹介していく。

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胡蝶蘭の特性を知る

胡蝶蘭

園芸分類と性質・難易度

着生ラン

樹木や岩壁に根を絡ませ咲く蘭で空気中や降雨時の水分で生育する

中級者向け植物

胡蝶蘭は暑さ寒さに弱い点や水の与え過ぎで枯れること、ギフト商品による風評被害により育てられない植物というイメージがついている。ただ潅水のコントロールで花を咲かせるまでは育てられる。

ただギフト用の胡蝶蘭は大きな鉢に複数の株が入っているのでバラバラに植え替えることを忘れないように。

胡蝶蘭の基本管理

胡蝶蘭の水やりと肥料

水やりは控えめに

花が咲いている状態と花が枯れて株だけの状態で水やりの頻度は変わってくる。また季節によっても大きく違いがあるので注意が必要。

花が咲いている期間は花を維持するのに水を必要とする。カラカラに乾く前にホースなどで水をタップリと与えるようにする。植え込み材が乾くと水を弾いてしまうのでしっかりと湿るまで与えなければならない。ただし、秋から冬にかけて室内が10度以下になるような場合はタップリ与えるのではなく、霧吹きで毎日表面を湿らせる程度の方が安全だ。

花が咲いていない株だけの場合は乾かし気味に管理する。植え込み材が乾いている方が根っこが良く伸びる。春夏は植え込み材がしっかりと乾くまで放置して、乾いてからホースなどでタップリと湿らせる。間隔が短いと根っこが腐ってしまうので乾いてから与えるように注意が必要。秋から冬にかけても同様で環境によっては乾くのに3~4週間掛かる場合もある。なお室温が10度を下回る場合は霧吹きで湿らせる方が安全だ。

肥料は夏に少量だけ

ギフト用の胡蝶蘭は、植え込み材に多量の養分を既に含んでいる。植え替えてすぐは肥料を与えないほうが良い。また肥料を与えるのは株が成長する夏で、花が咲いていないことが前提だ。肥料はハイポネックスなどの液体肥料を水で薄めて水やりのタイミングで与える。

胡蝶蘭の置き場所と日当たり

直射日光は厳禁!人が過ごしやすい環境

まず胡蝶蘭の葉っぱは人間の皮膚と同様にたくさんの水分を蓄えており、表面は繊細だ。直射日光に長時間当てると焼けてしまい病気になる危険性がある。夏場はレースのカーテン越しでも数分で焼けてしまうので、遮光ネットなどが無い場合、窓際は避けたほうが良い。

また胡蝶蘭は暑さと寒さの両方が苦手で、年間を通して人が過ごしやすい気温を好む。空調の効いたリビングが最も適している。気温としては17度~28度がベストだ。30度を超える、10度を下回ると少し弱ってしまう。気温が高い場合は通気性を良くし、低い場合は水やりを少なくするなどの対応が必要になる。

胡蝶蘭の植え替え

水苔やバークチップで植え替え

胡蝶蘭は過湿を嫌い、根腐れを起こして枯れることが非常に多い植物だ。さらに品種ごとに過湿の耐性が違う。基本的には水苔かバークのどちらかのみを使用し植え込む。水苔の場合は素焼きの鉢にバークの場合はプラスチックの鉢にギュッと押し込むように固めに植え込もう。

洋蘭の土が園芸店で販売されているが、シンビジュームなど他の洋蘭用なので間違えても使用しないように注意して欲しい。

胡蝶蘭の増やし方

胡蝶蘭は他の洋蘭と比較して増やすことが難しい植物だ。子株を作ることは少なく、種を付けることも珍しい。また種を作っても芽を出すことは難しい。

一般的に流通している胡蝶蘭はクローン技術で増やしている。個人で増やすには経験と設備が必要になる。

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